「恋色スペクター」解答

「恋色スペクター」解答(のうちの1つ)


今日は恋色の日(5月16日)ですね。
ということで、昨年2017年10月の秋例大祭で出した「恋色スペクター」解答編です。
以前書いて特に公開していなかったのですが、
ちょうど最近書店委託が売り切れ(自宅在庫はあるからイベントには持ってくよ)になったので、
区切りがいいかなーと思ってこっそり公開します。

しかしやっぱりブログって更新しなくなりますね。去年総集編出してから全く新刊情報を更新していなかった。
そしてその更新していない新刊の話をするのもどうかと思うのですが、あとで更新するので許してほしい。

普段の本ではこういう解説めいたものはしないのですが(読んでいただいた方が受け取ったものが答えでないということは有り得ないと思うのです)、
この本はテーマが「嘘」 ─ しかも読んだ方をある意味で騙す事を目的としているので、
明確に答えがある所を騙すのであれば、どこかにその答えは用意されていてしかるべきではないかと思ったためです。
騙して騙しっぱなしはあまりに性格が悪過ぎる。

ただ、スタンスとしては変わりなく、受け取って頂いたものが答えの一つである事には変わりはないので、間違えたーとは思わないで貰えたら有難いです。









さて、タイトルから既にネタバレしているのですが。
スペクター(Spector)=妖怪、この話は魔理沙が既に妖怪になった軸から始まります。


妖怪になり既に何年経っているかは分かりません。
鈴奈庵は既にないので「貸本屋」としか呼んでいません(魔理沙の発言を見るにどうやら鈴奈庵閉店後、後続の貸本屋は本の質が良くなかったようです)。
ついでにもちろん霊夢も死んでます。
どうやって彼女の監視をくぐって妖怪になったんでしょうか。一回死んで生き返ったのかもしれません。

また、八卦炉は人間かつ水行である魔理沙が熱の魔法を使うための道具であり、
道具を介した発現は彼女の本意でないと考えています。
この点は総集編で詳しく描いているので良かったらどうぞ(宣伝)


従って、恋色を糧にして存在する妖怪である彼女は、もはや八卦炉を必要としていません。
マスタースパークに八卦炉を使っていないのはその為です。

ただ、魔力の性質は水で変わらないはずです。一体どのように熱を持った魔力を発しているのでしょうか?

これまた総集編の話で恐縮ですが、恋色の魔法は感情変換の魔法の一種という解釈をしています。
自分の恋を変換して魔力にしてもいいですけど。




別に、自分の恋じゃなくてもいいよね?




魔理沙は錬金術系の分野出身という事もあり(そういう設定)、
極めてロジカルな魔法の組み方をしています。

「恋人」は厳密に定義されており、またその厳密さが魔法の安定性に繋がるのですが、
それに当てはまる人、例えば、男性である人、を探さなくてはなりません。

それにはアリスは極めて都合が良いです。
彼女は人形劇で人里に頻繁に行きますし、金髪が好きな、可能性の高い男性を判別するにはちょうど良いです。
しかも片思いという感情は最も強い魔力となります。魔理沙はできればアリスとは今後も物理的に近い関係を保ちたいでしょう。
「恋人」がいなければ、彼女は妖怪として成り立つ事が出来ません。
ですから恐らく作中で表現されていないストックではない今最もアクティブな恋人男性というのもいるでしょうし、
霧雨魔理沙は誰も殺しはしません。だって魔力供給源で必要だし、殺しちゃったら条件が満たされないでしょう。
それに幻想郷のルールに引っ掛かるし。面倒ごとはなるべく避けたいからね。

ただ、期限は大体3ヶ月から最長で2年程度です。
定期的にストック確保はしないといけませんので、結構大変じゃないのかなと思います。
今後の彼女の研究課題としては、魔力を保存しておける媒体、電池、の開発ですね。










しかしながら、恋色妖怪の嫌な所は別にあります。男性関連は所詮ただの日常です。

この本のモノローグは全て魔理沙によるアテレコです。
最初に甘い匂いがする、とアリスのモノローグが入りますが、最後アリスはキノコくさいと言っています。
アリスは嘘つきではありませんので、
最初から黒いボックスの白文字モノローグはアリスの台詞と見せかけて全部魔理沙の台詞です。


それで彼女は何がやりたかったかと言うと、最後のページの霧雨ノートの一部「定義」一番最後の文です。


あいつはつまりそういう奴です。


自分が可愛い女の子である事が最も重要なのです。


アリスはそれを演出するための舞台装置です。










セックスで喘いでいる女の子って、可愛いでしょう?






最近雑、なのはアリスとのセックス中にニヤッと笑ってしまった為です。
(彼女の理想としては、可愛い女の子は、最中は切なげな顔をしなくてはなりません)


でも上手く行っている、のはアテレコで上手く読んでる人を欺けている為です。
(流石にこのページの時点で黒いモノローグが魔理沙のアテレコだと気付いた人はあまりいないはずです。
気付いた方は霧雨に勝利しています。…最初から2ページ目で、既に始まっている。)


わざわざアリスを選んでいるのは、アリスがセックス上手いからです。


そしてこれは完全にいらない情報ですが、
魔理沙は結局性的には女性相手でないと興奮出来ないので、
指が綺麗で器用な(レズは指に執着する)アリスは本当に様々な側面から都合が良かったのです。
総集編(紫陽花の話)で魔理沙の言っていた懸念はある意味正解だったのです。



ちなみに、表紙の花は百合ではなくてベラドンナリリー。花言葉は「私の裸を見て」

そして作中で回収するキノコはもちろん男性器の暗喩です。刈り取っている。

‥‥‥‥





という事で、この本自体が霧雨魔理沙の術式です。

これが刺さった人はそのうち霧雨魔理沙の魔力になってしまうかもしれません。










ほーら
あいつは妖怪にしたらダメって何度も言ったでしょ。


aka.png

COMMENT









 

TRACKBACK http://mapero.blog.fc2.com/tb.php/31-86c83e73