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とらんです。凋叶棕の魔理沙曲全部(私基準)について感想をしたためてみました。 かなり前に出された曲もあるのですが、恋色目録(魔理沙合同)の感想を書いていたら筆が乗ったので、せっかくなのでこの機会に。自己満足です。 念の為、あくまで「感想」なので、自分の魔理沙観ましましです。特に考察などのつもりはないというやつです。序 さて、まず最初に。これは本当に私の勝手なイメージなのですが、魔理沙の原曲テーマを聞いていると、 例えば「恋色マスタースパーク」は無理をしている魔理沙の曲、あるいは彼女の本質を表していないような印象を受けます。 ちょっと苦しそうというか。 個別の原曲について誰もが同じイメージを共有しているとは思いませんが、 そういった原曲から得られる印象や解釈というのは、凋叶棕で製作される作品においても勿論ある程度の一貫性はある気がします。 例を挙げると、emergence(音/2017)の原曲の1つは霊夢の旧作初出テーマ曲「東方妖恋談」ですので、 旧作霊夢の話であり、かなり昔の、幼い頃の霊夢が初めて巫女として妖怪退治をした時の曲と解釈できる・・などです。 (「音」はアリス霊夢魔理沙の旧作曲勢揃いの個人的にパーフェクトなアルバムなので超おすすめです!!!) また、「星の器」は東方幻想郷で霊夢自機の時に4面ボスの魔理沙の曲になります。 同様に魔理沙自機の時は霊夢が4ボスで「少女綺想曲〜Capriccio」が流れます。 つまり永夜抄で言う「恋色マスタースパーク」と「少女綺想曲〜Dream Battle」(Capriccioのセルフアレンジ)の関係です。 という事で私は「星の器」はレイマリみが高いと思っています。 同じ綺想曲でも、「Dream Battle」なのか「Capriccio」なのか?は時系列的にも結構注目したいポイントです。 「恋色マジック」か「恋色マスタースパーク」なのか、は勿論、言わずもがなです。 従って、原曲も併記しました。初見の方におすすめもしたいと思った結果、若干曲の中身の解説めいてしまったやつもある… ちなみにボーカルは全てめらみぽっぷ様の筈なので割愛させて頂きます。凋叶棕の魔理沙と言えばやっぱりめらみさんです!!! 色々私の解釈と曲の話と他の同人誌の話が混ぜ混ぜなので、東方原作の公式設定の部分だけオレンジ色 にしてみてます。急遽やったのでハイライト忘れはあるかも。スターシーカー(憩/2011) 原曲:恋色マジック、星の器〜Casket of star 凋叶棕アルバム(個人誌的な事を言いたいのですがCDの場合なんて言えばいいか分からない)で初の魔理沙ボーカル曲かなと思います。 やはり最初は原作でも魔理沙の初出テーマソング(封魔録)である、恋色マジックは外せないです!! 恋色マジックと星の器は前述通り旧作なので、当然魔理沙の過去の話になりますが、 その点は歌詞カードのはなださんのイラストを見ても明らかです。着物ロリ魔理沙ちゃん可愛い!!!!!!!!! 実家にいる魔理沙ちゃんが星空と、恋と、空を飛ぶ魔法使いに憧れ、それを目指すようになる話です。 この曲では実家で彼女が実際にどのような扱いを受けていたのかは不明ですが、 本人が実家を飛び出し、誰にも指図を受けない自由の身になりたいと思っているのは確かだと思います。 ちなみに実家を勘当された のは前々から知られていましたが、東方香霖堂でははっきりと実家を捨てた 事が(本人の独白ですが)書かれました。香霖堂単行本が発売されたのは2010年頃ですが、 実家との関係を含めた魔理沙の過去話はちょうど2009~2011年ごろの時期がアツかったような覚えがあります。 ささぐうた(遙/2011) 原曲:彼岸帰航〜Riverside View 魔理沙ちゃんアルバムボーカル登場2回目にして開幕で死んだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この際魔理沙の話に終始させて頂くのですが、若干メタい話をすると魔理沙って二次創作でよく死ぬ印象があります。 それは別に金かわというだけじゃなくて(いじめというのもありますが)、魔理沙は「人間」の代表であり、即ち寿命が妖怪と比べ短くおそらく死を意識しており(「死ぬまで借りていくだけだぜ 」)、そのため死ぬという展開に持っていく事により人間としての矜持を表現したりと言うことがしやすいと思うのです。 しかしながら最近の原作本編では完全にこの子死ぬ気ないなってなってますね・・よく考えたら妖々夢から兆候あったよね・・いやー完全に死ぬまで借りていくだけだぜに騙されたよ我々は・・ ただ、魔理沙の生き方はかなり危うく、命をすり減らしているというか、なんかすぐ死にそうな所は変わらないと思います。 なので、死んだ幻想少女といえば?そう、魔理沙ちゃんです!! すげーあほな感想になってしまった感ある。こまっちゃんは普通にとても好きです。マッドーパーティー(綴/2011) 原曲:魔女達の舞踏会〜Magus これは‥あれじゃん‥あれだよ‥(あれ) しょっぱなからクズ感溢れる男の独白で始まります。 その後少女(魔理沙)が現れた事で色々言い訳しながらあっさり自殺をやめる展開でもうクズが確定するのですが、 はなださんにクズと言われている事を後ほど知りましてやはりクズだよなあと確信を深めました。 こういうクズは霧雨魔理沙にしてやられてしまえばいいのです。 しかし彼女が人を殺すという行動は彼女にとってかなり重要であり、うっかりやってしまった、又は非常に強い想いを持ってやるかのどちらかなのですが、 どちらにせよ殺ってしまった相手の存在は傷として彼女に残り続けますので、このようなクズが彼女の心に残り続けるという事は許しがたいので殺さなくてよかったー!と思いました。 魔理沙ちゃん何だかんだ甘い子だと思うよ。必要がなければ殺さないし、何なら手当てしたり助けてやったりするからね。 アイ・ウィッシュ・クロスフェード(綴/2011) 原曲:恋色マスタースパーク (*裏メロに人形裁判) 素直に言うと完全なる王道のマリアリ。 私はレイアリ派であり氏もレイアリ派であると理解しているのですがそれはそれとして王道のマリアリは良いものですよね?? しかし私にはアリスが魔理沙の一体どこを好きになる要素があるのか皆目分かりません。 マリアリ本7冊くらい出してますし総集編も出したけど分かりません。 従ってこの曲の2人はお互いacross(交差)はしておらずcross-fade クロスフェード、フェードアウトし、フェードインする、 交わる夢はクロスフェードという事はつまり決して交差したり重なり合うことはないのではないでしょうかごめんなさい完全に自分の趣味に寄った。 普通に意図したところは魔理沙がアリスを迎えに行く王道のマリアリだと思います。すみません。 2009年初出の曲の様ですし…あの頃はな、誰もがな、マリアリがジャスティスだったんじゃよ…(東方老人会) ちなみに当時カラオケでめちゃくちゃ歌いまくりましたが息継ぎどころが全然分かりませんでした。嘘のすゝめ/真実の詩(騙/2012) 原曲:少女綺想曲〜Dream Battle/空飛ぶ巫女の不思議な毎日 原曲:童祭〜Innocent Treasures / Endless レイマリ!!恐らく最も解釈が分かれるのではないでしょうか。 霧雨魔理沙は嘘吐き です。 もはや色々な方が色々な解釈をしていると思いますので、何番煎じかも分からないですし、全然本質を捉えてないかもしれません。でもそうだとしても、騙される事を楽しみたいですね。 先にまず、この「騙」のアルバムからは嘘というテーマ以外にもう一つ、 「人を信じてはいけない」というメッセージを受け取りました(意図しているのかは分かりません)。 嘘のすすめで霊夢が魔理沙に嘘をついて生きていけ、と言っていますが、 これは辛かったら自分に嘘をついてもいいのだという意味であり、 決して人を騙くらかして生きていけという意味ではなかったはずです。 ところが成長した魔理沙は、人を騙して生きるようになり、少年に「一番重要なのは人を信じる事だ」と嘘を教えてしまいます。 魔理沙ちゃん、きみ他人の事なんて絶対1ミリも信じてないでしょ???? さらに悪い事に他の幻想少女達の言葉も根拠となって、少年はこの酷い嘘を真実だと思ってしまうのです。 つまり、 人を信じて生きろと堂々と嘘をつく魔法使いだけでなく。 人の言葉により真実から遠ざかる上に、正体不明の妖怪にさえ意図しない何かが生まれてしまうし、 人の心に信仰など残らない。ただ都市伝説化した嘘のみが残り、 信じるものを選び取った者には、不幸か死しかなく、 虎柄の毘沙門天は、偽りの正義を信じる。 どう考えても、信じる事は良いものとして描かれているとは言えません。 従って魔理沙のこの嘘は最悪であり、少年が不幸になる道を歩ませてしまうタイプの嘘だと思うのです。 しかし霊夢は嘘のすすめで魔理沙に嘘をついてもいいんだと言ってしまった手前、何とも言えない顔をするしかない。 そもそも、人を信じる事は世間的には「正しい事」だし。子供に人を信じるな、なんて言えないよな。。 もはやその信じるなという言葉でさえ信じたらいいのか分からなくなります。エンドレスです。 なら、もうずっと、騙されていてもいいのかも。みんな霧雨魔理沙に騙されているのだ。 人を信じる方が馬鹿なんだ。 ちなみにこのアルバムはジャケットから騙しに来ており、私は見事に引っかかってしまい未だにiTunesには嘘の方の曲名で登録されています。常に真実が良いとは限らないのだから、これで正しいのです。きっと。 しかしなにもおこせない(東方レイマリQUEST/2012) 原曲:少女綺想曲 ~ Dream Battle/恋色マスタースパーク 原曲の組み合わせから、内容から何から何まで王道中の王道のレイマリです!とても好きです。穿った解釈も特にないです。何と言う出オチタイトル。 何のためでもない、自分のために、と言うのが非常に魔理沙みが強くて素晴らしいです。世間や世界なんてどうでもいいんだよ。 まあ自分の事すら霧雨魔理沙には救えないんですけど。 霊夢ちゃんの方も魔理沙めっちゃ好きな感じあっていいよね‥霊夢は察しがいいので受け身なのだ‥‥ ちなみに私はこの曲を延々と聴きながらマリアリ(に見せかけたマリ→アリ→レイ)本を描いていた覚えがあります。BGMと描くものが乖離するのよくある。 スターシーカー 〜Where no man has gone before. (改/2013) 最後のフロンティア、希望に溢れる未開の地。 今まで誰もたどり着いた事のない場所。 そんな場所を目指す魔理沙ちゃんの曲。 こちら「改」は総集編みたいな、今までの曲をちょっと変えてみたり根本から意味が変わってみたりといったコンセプトのアルバムだそうです。 この曲は更に明るくなった印象です!もう内容についてはお話したので特に長ったらしく書く必要はないかなと思います。マッドパーティー 〜 A Magusnificent Plan(改/2013) 原曲:魔女達の舞踏会 〜 Magus みんな大好きダブルミーニングタイトル(というよりダジャレかも)。 Magus + Magnificent = Mag”us”nificent。 マグニフィセントという単語選びに魔理沙ちゃん調子こいてる感が出ていて素晴らしいと思います。 実際の所全くもってマグニフィセントじゃないのが良いですよね。せせこましい。特に魔女感もないし。タイトル皮肉で素晴らしいですね。 視点がクズ男視点から魔理沙視点になりましたが、もうちょっと成長したら是非とも”クズ男の精気を頂く”などして欲しいなあと思います!スターゲイザー(徒/2013) 原曲:恋色マスタースパーク 魔理沙ちゃんが大人になってしまった‥‥(えっちな意味ではない) スターシーカーの続きとして受け取っても良いのではないだろうか。あんなに真っ直ぐに星を目指していた子が完全に擦れてしまった‥ 歌詞カードの(火葬の)煙といい、これ一体誰が死んだんだろう?と思ってましたが、 やっぱり霊夢が一番それらしい気がする。父親や魅魔や霖之助は、魔理沙にとっての星だったか?というと個人的にはちょっと違うのだ。霖之助にとっての星は魔理沙かもしれないけど。 仮に霊夢だとすると、霊夢にあなた、と呼びかける魔理沙ちゃんは辛い。おまえ、じゃないんだ‥‥‥ しかしながらこの曲で注目したいポイントは誰が死んだかではなく、あんなに恋に憧れて星に憧れる少女だった魔理沙が、 それらをかつての夢とか言い出してしまって何がしたかったんだろう昔の私‥と我に返ってしまっている所だと感じています。 そんな魔理沙にもう一度星を見つめさせるために殺したのでは??目的が先立つ手法としての殺人では???(※人間は自分が理解したいように理解する一例) メタコメントですが基本的に魔理沙を立ち直らせるには星のお陰にすると展開しやすい気がします。 でもそっちの星かという‥死んでしまった人は永遠に星で永遠の理想になりますし、 決してもう追い越すという経験を得る事は出来ないが自分の為に追いかけ続けるように開き直る事が出来るので、立ち直り方としては良いですよね。 しかし「自由」がテーマのアルバムでよりにもよって魔理沙がこの曲って、かなりアレだなあと思います(好きです)。 RAINMAKER(薦/2014) 原曲:オリエンタルダークフライト 雨乞い師魔理沙の同人誌、「RAIN MAKER」が原著の曲。このお話は薦を聞いて見事に勧められて読みました。この話はオリエンタルダークフライトだ‥!! 幻想郷の話ではないので、特に霊夢の性格がかなり原作とは異なる解釈をされているのですが、実はこういう方向性の霊夢って説得力かなりあると思っていて、 旧作を見ると魔理沙の方が霊夢に修行をつけてやっている のですよね。つまり、あの時点では少なくとも魔理沙が修行をつけてやれるだけの知識を霊夢より持っている。ものを知っている。 他にも霊夢に親が見当たらない事や、魔理沙は育ちが良さそうな事からもこういうレイマリって私としては有り得る!!!という感がだいぶ強いです。 歌詞でもそれを表現されていて、霊夢の台詞は平仮名で、魔理沙の台詞は漢字や表現が霊夢より複雑であったり。 じゃあ魔理沙は霊夢を下に見ているか?というとそんな事は全くなく、太陽なんですよね・・・ああ~~レイマリだ・・・ いくらオリジナル設定の強い二次創作であろうとも、そのキャラクターの本質を見誤らず捕らえ続ければ、それは二次創作として強い説得力を持って成り立つと思うのです。 東方ってそういう作品が多い気がします。だから私は10年以上東方を好きで居続けられるのかもしれません。落日ロマンス(薦/2014) 原曲:恋色マスタースパーク 赤色バニラ+MATILDAの合体同人誌「霧雨ロマンポルノ」のうちMATILDAサイド「落日」が原著の曲。成人向。ともかくどうにかしてこの本読んで下さい。知り合いなら貸すから!!! この恋色マスタースパークだけ使われ方の方向性が違うなーと思っています。 しかしながら、MATILDAさんの本では「恋」は「凶暴」であるという事はここに強調しておきたい。 原著はあまり独白が多くなく、魔理沙が何を考えているのかは台詞から推測するしかありませんでしたが、この曲では魔理沙の内面をハッキリと描く事に挑戦しています。 その行為が「哀しい」のは、幼い頃から知っている身内だからか、それとも? 窓際に座って、弾幕を綺麗な花火、と呼ぶ魔理沙たまらんよね。 あんなに弾幕馬鹿だったのに、それを遠くから眺めて派手にやってんなーははってさ。ああ‥お前はもう幻想少女ではないのだな‥ 霖之助は魔理沙を助け出す事は出来ませんでした。意気地なしめ。 「次に親父に会ったら、“兄弟”って呼んでやれよ!」とてもすき。下品なのにウィットと諦めと少しの悲哀を感じてすき。すきオブすき ほんまMATILDAさんの魔理沙は魔女で女で霧雨で見ていると気が狂いそうなほど好きですし確実に私の人生を狂わせた魔理沙の1つでありあの霧雨魔理沙とかいう女ーーーーーーーーーーーーーー 案の定、曲というより原著に関する感想になってしまった。すみません。私としては作品も1つの感想の形態だと思いますし、その感想を見て(聴いて)その作品に興味を持ったらとても素敵な事だと思います。そして更なる作品が生まれていく!スターブレイカー(望/2014) 原曲:恋色マスタースパーク 幻想少女ではない霖之助、彼から見た魔理沙はスターブレイカー。 前述した通り魔理沙にとっての星は霊夢だと思うのですが、同時に霖之助にとっての星は魔理沙なのです。 憧れは理解から最も遠い感情であると思います。 だから霊夢は魔理沙が好きだけど魔理沙は一生霊夢には憧れるだけだし、魔理沙が霖之助を好きだったとしても霖之助が本当の意味で彼女を理解することはないでしょう。曲への感想っていうか私の魔理沙解釈の話になってしまったごめんなさい。 この霖之助はまともだ。童遊(望/2014) 原曲:童祭 〜 Innocent Treasures 「弾幕ごっこごっこ」をする里の子供達を見た曲。 魔理沙は幻想郷に生まれながら幻想少女以外の少女として育ち、幻想郷で少女から幻想少女になった、実はかなり珍しい存在なのではないかと思います。 彼女も昔幻想少女ではなかったとき、こういう風に空を飛ぶ者に憧れていたのかもしれません。 や~まさに幻想郷という曲…あまり言葉を重ねるよりもただ聴きたいタイプ。 幻想入りしたい。げんきになったときのうた(屠/2014) 原曲:オリエンタルダークフライト みんな大好ききらきらきらりん! オリエンタルダークフライトって最も等身大の魔理沙のイメージがあるのですがどうでしょうか。 めらみさんの可愛い声からのダークな声の落とし方が最の高ですよね‥‥‥ 私としては「私に向かって笑ってくれる」の語尾の感じと「とてもふしぎ↑」「きのこのおかげ↑」「みとめてくれる→」あたりがもう可愛くて可愛くてめっちゃ好きです!!!! は~女の子… あと私魔理沙ちゃんの台詞の「わたし」が訳も分からずめっちゃ好きなんだなって思いました。「わたし」って言う度によく分からない謎の感情に襲われます。わたしって何回言ってるこの曲???? 彼女は気が狂うのには慣れている ので、こういう事もあるだろうな〜 変にげんきになってしまうと大抵その後は落ちますよね!!わかる~(わかりたくはない) 魔理沙ちゃんはこういう風に一人でどうしようもない感じにぐるぐるしてるのが似合うと思います。 あとこの曲、夜の雪道を走る車の中でヘビロテして流していた思い出があります。永夜「Imperishable Challengers」(奉/2014) 原曲:月見草/竹取飛翔 〜 Lunatic Princess ちょっと箸休めに、魔理沙曲ではないけど魔理沙の台詞がめちゃくちゃ好きな曲です。 魔理沙だけではなく、自機4人全員の永夜抄BAD ENDを描かれています。 詠唱組でBADになると、次の夜までアリスが魔理沙の家に泊まっていく (!)のですが、 魔理沙は徹夜で対策を立てる一方でアリスはさっさと寝ちゃう んですよね〜〜 魔理沙はムカつくだろうなぁ。フフフ。 アリスはあまり本気を出したくない 子だし、多分あくまでも異変は人間によって解決されるべきだと思っているのでしょうね。星蓮「ウルワシのベントラー」(奉/2014) 原曲:春の湊に これも同様に魔理沙曲ではないのですが、魔理沙の台詞がとても好きです!霊夢の台詞ももちろん好きです。二人ともらしくて好き‥ 自機の場合魔理沙は毎度、霊夢よりアイテム回収範囲が広い のですが(だから蒐集家)、ベントラー出てくるとアイテム全部回収してくんですよね〜。 集める順番間違えると台無しになるし。いやーベントラーには翻弄させられたよね。。。。 魔理沙パートの歌詞がとても魔理沙で魔理沙なので魔理沙です!!!「テーマ・オブ・カーテンファイアー・シューターズ」 -History n/3- (奉/2014) 同様に略。タイトルはn=2又は3です。 弾幕シューターのテーマですが、魔理沙は「弾幕馬鹿 」であり「我々に最も近い立場 」なので、魔理沙みも高いと言えるのではないだろうか?? 霊夢はあくまで巫女だから妖怪退治の為に弾幕ごっこをやっているのであって、楽しんでいるかどうかは不明ですし、 早苗はどちらかというと幻想郷自体を楽しんでそうだし、妖夢は真面目だし、咲夜はお嬢様だし(雑)、 魔理沙は唯一弾幕を純粋に楽しんでいる人間という可能性もあるかなあと思うのです。 彼女は弾幕の何が好きなんだろう?何度でもやり直せる所か、ただのドMか、弾幕はエロい からか(公式設定というか神主のお言葉)。 ちなみに私はイージー/ノーマルシューターでしょっちゅう心が折れる上に一番やり込んだのはダブルスポイラーです。やり直し部分が少ないからです。豆腐メンタルです。少女飛翔曲 〜 Everlasting Longing(喩/2015) 原曲:風神少女 少女綺想曲‥ではなく飛翔曲。原曲も風神少女。霊夢(零無)がもし天狗の生まれだったらーそんな喩え話の曲です。 でも視点は博麗の巫女として生きる魔理沙(真理沙)ちゃん。巫女の彼女が見上げるそれは永遠の巫女ならぬ永遠の憧れ。 こういうオリジナル要素が強い話って説得力を持たせるのが難しい印象がありますので、ほんと作家さんの腕の見せ所だと思います。 という事で説得力に注目すると、単純なさかさまではなく、霊夢が天狗というのが非常にらしいです! そして魔理沙は博麗だったとしても結局自分の”姓”に生を縛られ息苦しく生きている…………………お前は結局そういうやつなんだよ……………………………… きっとこの真理沙、「空を飛ぶ程度の能力」ではないだろうなぁ。と思ったら巫術を使う程度の能力ですよね~~~だよね~~~~(RDさんの設定なのかはなださんの設定なのかはわかんないですけども) この「~程度の能力」とは幻想少女には何かしら漏れなくついている設定ですが、自己申告 なので、必ずしも外側から見た時のメインの能力とは限らず、 そのキャラクターの本質を表現しているのだろうというのがもっぱら東方二次創作界隈の見解のような気がします。 魔理沙は魔法を使う程度の能力 と言われる事が多く、例えばパチュリーは「属性 魔法」、アリスだと「魔法を操る 」、聖だと「身体能力を上げる魔法が得意 」などといったオプションがつくのですが、魔理沙はプレーンな「魔法を使う程度の能力」なので、 つまりそういうことなんだろうと思います。ごめん途中から説明が面倒になりました。霧雨魔理沙を感じろ。ハロー、マイフレンド。(喩/2015) 原曲:星の器 〜 Casket of Star/空飛ぶ巫女の不思議な毎日 星の器!!!レイマリだ!!!魔理沙ちゃんというかリサちゃんなのですが、要するに現パロのお話です。 IFものはどう畳むかというのも注目ポイントですが、成る程ある意味二重のIFという上手いオチだと思いました。 夢でいいんだ… レイマリは「ともだち」なのです。ともだちなんだよ…お互いにとってのはじめてのともだちなんだよ…… なんか上手く言葉に表現出来ないので、 とどのつまりは個人的には幻想の夢を見る学パロ魔理沙ちゃんは家庭不和金髪不良ギャルというのがかなり好きなのですが飛んじゃう(物理)ルートのでおっとそれいじょうはいけないKirisame Eversion(密/2015) 原曲:魔法使いの憂鬱/Witch of Love Potion ここに来て魔法使いの憂鬱とLove Potion組み合わせるー!?最高か??? これは魔理沙の「蒐集癖 」設定の解釈が大変面白い曲であると受け取りました! すげーー端的にいうと霖之助に振り向いてもらえない魔理沙が惚れ薬で霖之助を恋人にする話です。 多分一生惚れ薬を使い続けなければならない。それは自分に返ってくる[死ぬまでほんとうの意味で愛される事はない]という呪い。 加えて、彼女の負けず嫌い な性格と、蒐集癖かつ物がなかなか捨てられない所 、即ち“所有欲”が嫌な方向に働いてしまった。 個人的にこの曲の蒐集家の解釈めちゃくちゃ好きです。全て自分のものにしないと気が済まない。 しかし彼女の性格は「根は素直で真っ直ぐ 」なのでどこまでも真っ直ぐなのです。恋に真っ直ぐなのです。寄り道などしていられませんし諦めてなどいられません。 更に嫌な話をすると、霊夢って結構霖之助と仲よさそうに見えるんですよね。下の名前にさん付けだし、巫女服作ってもらってる し。 それは博麗として全てに平等に接した結果なんだと思うのですが、 はたから見たら(魔理沙から見たら)どう映るのか?という。 私としては実際の霊夢は別に霖之助の事は何とも思っておらず、むしろ魔理沙が好きまであると考えているのですが、 この曲の魔理沙は確実に霊夢の事を女として敵視してますよね。 女の子ってそういうところあるよね‥はーこわい‥‥ でもそういう所がどうしても気になってしまう‥‥と、第三者視点から彼女の秘密を見つめる私達は思うのです。 (ちなみにeversionと言えばフリゲがある他に普通の用法だと「外転」(内転の逆)というか、医学用語系のイメージがあります。)無題「空飛ぶ巫女と普通の魔法使いのいつもの毎日」 (掲/2016) 原曲:恋色マスタースパーク このタイトルでマスパというところが素晴らしくレイマリですよね???最高では????? やーもうこれ全てのレイマリ好きに是非聞いていただきたいです。一点の曇りもない光ですしスタンダードレイマリだと思います。 最後の方の魔理沙の一連のスペル宣言なんてヤバヤバヤバイよね。息がつまる‥ま、まりさちゃん〜〜!!!! スペルカードルールは、霊夢が巫女になった世代から妖怪とのバランスを保つ為に開発されたルールです 。妖怪は人間からの恐怖を得られるし体裁も保てる代わりに、少なくとも人間側を殺そうとはして来ないので、人間は妖怪退治が終わるまで何度でも挑戦出来て比較的安全。ではなぜスペルカードなのか?妖怪は肉体より精神に依存する存在なので、意味の込められた攻撃に弱い のです。だからスペルカードは殺傷力ではなく、そこに込められた意味が重要なのです。 「勝つとか負けるとかじゃないんだ 」、グリモワールオブマリサの魔理沙の書いた文章。それが本音を言ってるのかは分かりません。でも弾幕馬鹿だからこの子は〜〜〜好き グリマリ読んでると魔理沙は本当に弾幕ごっこが好きなんだなぁと思います。霊夢のラストスペルを名付けたのも彼女なんですよ!「そうすれば遊びになるから」 ! だからきっと霊夢のスペルカードって大体巫女の伝統技能のようなものにとりあえず名前を付けただけだと思うのですが、魔理沙は弾幕用に開発した魔法というのが数多くあるんだろうなぁと思います。 魔理沙は霊夢を既に掴んでいるんです。全ての重力に縛られない「博麗霊夢」が、魔理沙だけには引っ張られるんだ‥ 3、2、1、0、 ────捕まえた。初番目物「龍人秘抄」 (伝/2016) 原曲:恋色マスタースパーク 脇能あるいは神能。伝統的に二番目(最初の「翁」の次)に上演される能の演目です。 幻想郷で龍といえば龍神 です。しかし魔理沙とくれば当然邪龍 なので、 すなわち「龍神」ではなく「龍人」。 良い……………… この曲は本当にそのまま鈴奈庵の邪龍のエピソードを表現されていると思います。 魔理沙といえばツチノコをペットにしていた 事で有名ですが、なんでこの子こうも幻獣系と相性がいいんでしょうね??? 女の子と幻獣の組み合わせって尊いよね!!!!! 戻った暁には、ぜひとも魔理沙と組んで頂きたいです!あわよくばがっしりとした龍に成長してほしい・・ちっちゃいまりさちゃんとでかい龍の組み合わせで・・好き・・STAR FOLLOWER(東方PARTY BOX3/2016) 原曲:メイガスナイト なんてこった‥迂闊な事が言えない‥‥わるい‥‥私もこういうの大好きですけど‥‥ まず、カタカナではないのでスターなんとかシリーズではないと思いました。そもそも魔理沙の曲じゃないし。フォロワーさんだし。 意味が二重になり得るタイトルかなと思っていて、starは魔理沙の暗示として、followerというと通常は模倣者と言う意味なので魔理沙の真似をする人という意味になりますが、 文脈によってはfollowerは信者・崇拝者・狂信者という意味にもなるので、そういう事かなと思います。 いやーなんというか‥魔理沙はね、色んな人にね、自分の投影をね、されやすいからね。 特に女の人ね。 絶対女性人気高いよね。魔理沙。 投影は願望と理想が強く、同一視とはまた似ているようで異なる感覚かと思います。憧れに近いかもしれない。 curse upon me!(音/2017) 原曲:恋色マジック 全体的なピコピコ感が大好きです! 心地良く旧作をイメージさせる、紛れもなく封魔録、あるいはそれ以前の話の曲だと思います。「恋色マジック」ですからね!! 私がお話するのは色々と事情がアレである意味当たり前になってしまうかもしれないのですが、最も私の中の魔理沙像に近い曲です。 魔理沙は自分自身の事を嫌っているはずです。加えて親に虐待か何か受けてますよね。 命を無駄遣いは出来ない=つまり無駄にしないようにするのでしょう?ただ生きているだけは、それは無駄というものだ。 何も持たないなら、使えるものを全て使えば良い。そして理想の自分を生み出せば良い。本当に果たしたいものがあるなら、手法などどうでも良いのだ。さあ、命よ恋色に燃えろ! このような思考様式は個人的には大変自然だと思います。だから別に頭がおかしい訳ではないよね。普通だよね。 しかしソレを自由を掴むためのエネルギーだと考えるのはいささか思春期の疑似恋愛に対するイメージを拗らせすぎではないのか???(鏡に向かって) 私基本的に百合厨なので、こーまりのアレがアレするだろう事に嫌な笑みが出ます。 しかし恋人役に起用した人の事を必要条件と呼称するの本当に素晴らしいですよね!この発想のまま成長したら一体どうなるのでしょうか。 魔理沙、という漢字は果たして親から与えられたのか、それとも自分で「魔」と名付けたのか?原作における事実として明らかであるのは、ただ東方projectでは「魔理沙」とダイアログが出て、彼女がそれを自称しているということだけ。本当の所はどうなのか、私達は知る由もありません。 でもやはり、彼女の幼少期を描く時は、「まりさ」と台詞を打ちたいですね。 お前は一生、その霧雨に向き合って生きていくしかないのだよ。 同様の恋色マジックアレンジであり、初出魔理沙曲である「スターシーカー」と比べると、かなり雰囲気も描いている面も異なる一曲です。同じく実家を出て自由を求める彼女の話のはずなのに、 捉え方が変わったのかーあるいは、同軸同時期の事をえがいたのか。後者で考えても、なんら違和感のない所が霧雨魔理沙の怖いところです。 書き終わった・・なぜこんな長文を書いたのか???ドン引きでは??? そして現時点で最新の魔理沙曲であり私の方から依頼させて頂いた、恋色目録OP・EDの「You were」「I were」ですが、 これはまた別の記事で合同誌の感想として一まとめに投稿しました。 →光と闇の魔理沙合同「恋色目録」感想